wordpress.comは最強のプロトタイプ&ライティングツールである(かもしれない)

2016年12月15日

こんにちは、榊原@rdlaboです。
この記事はコミュニケーション Advent Calendar 2016の10日目の記事です。
 
今までのwebサイト制作のプロセスを大きく分けますと

  • 制作会社と契約
  • ヒアリング・ワイヤーフレーム作成
  • webデザイン作成
  • クライアントがライティング && コーディング
  • 制作会社が文章の流し込み

でした。webサイトの進捗管理はよく家を建てることに喩えられます。家建てて手戻りとかありえないだろ?とか。プロフェッショナルな工数管理とか、フルオーダーからカスタムメイドまであることとか。
しかしよく考えてみてください。仕事でPCを使うのはいまや当たり前、web上にも様々な執筆ツールや制作ツールが揃ったのに、いつまでweb制作会社が作業を抱え込んでいるんだと。
2年前に、「WordPressが変えたのは、開発者とクライアントの関係性」という記事を書きましたが、そろそろここから更に一歩踏み出してもいいのではないかと。
 
ということで、本記事ではクライアントがwordpress.comを使って制作会社と協働するプロセスについてまとめます。
 

このメソッドを考えた背景

私が関わっている案件で、以下のようなことがありました。

  • webサイトをつくりたい
  • PCは一通りさわれるメンバーが差配する(私は手を動かさない)
  • 外部に丸投げしたら、工数進捗管理コミュニケーションと膨大な工数がかかる

ですので、ワイヤーフレームもサイト構造図もメンバーが考える必要がある。そして、今までの実績などの整理もしないといけない。既存メソッドだと、制作会社との二人三脚ですが、そうするだけの予算がない。
 
ですので、ここで仮想的に私が制作会社だとしたら、どこに工数がかかるか考えました。その結果、

  • コンテンツ整理つらい
  • ライティングなかなかでてこないでスケジュール遅延しそう
  • ライティングの中でコンテンツ見直しが入って、ワイヤーフレームレベルに影響起こしそう

の3つが特に問題だなと。私だったら、これを見据えてとりあえず倍額見積もるなと。
 
逆にいえば、この部分を先に済ませてから発注したら、双方幸せなわけです。
ですので、具体的には「サイト構造図を整理できて」「ライティングできて」「都度、サイト構造図を再整理」を、そのメンバーができるツールが必要でした。
 
で、一晩頭を悩まして「あるじゃん、wordpress.comが」と。
 

具体的な採用方法

ワイヤーフレーム

ワイヤーフレームは無料テーマを採用します。デザイナーの方に怒られそうな感じはあるのですが、ワイヤーフレームといっても結局はカルム数、ロゴの位置、ヒーロー画像の位置程度の話であり、多くの場合、ワイヤーフレームつくった後のデザイン段階で大きく変わります。そもそもテーマなので、イメージと違ったら後ほどガシガシ変えたらいいわけですよ。
 

 
ということで、一番イメージに近いテーマを選んでもらってそれをワイヤーフレーム代わりにします。
 

サイト構造図

テーマのメニューを利用します。よくExcel管理とかされますが、コンテンツ整理と紐つける時にExcelの管理シートと頭を結びつけるのは慣れた人でないとなかなか難しいです。その分、テーマのメニューを利用するとビジュアルで確認できます。また、管理画面からは上位下位構造と順位付けも確認できますので、慣れない人にとってはとても便利だと思っています。
 

 

コンテンツ執筆

「投稿」と「カテゴリ」、「固定ページ」を利用して執筆してもらいます。wordpress.comがReact採用のリニューアルでかなりユーザフレンドリーなUIになりましたので、WordPressがはじめてという方もさわれないということは決してないと思います。
「投稿」と「固定ページ」の違いであったり、カテゴリの役割などは既存のWordPressの解説サイトを読んでもらえば問題ないかと思います。
 

 
なお、私的には、ビジュアルエディタではなく、HTMLエディタを採用することをおすすめします。文章構造とデザインの違いを教えるよりも、「サブタイトルはh3でくくってください」みたいな指示がしやすく、またできることが限られるからこそ管理しやすいからです。
 

PDCAサイクルをまわす

軽く前述していますが、おそらくコンテンツ執筆をしていると、サイト構造を変えたくなります。そして、サイト構造を変えていると、1カルムから2カルムに変えてメニューを増やしたくなったり、もしくは逆に整理できたりということが起こりますので、ここで存分に内部でのPDCAサイクルを回すといいと思います。
 

まとめ

上記のメソッドは、12月13日に課題が生まれ、12月14日に着想し、今日(12月15日)に頭の整理がてらまとめたものですので、実際うまくまわるかどうかはこれからです。しかしながら、「制作会社で抱え込まない」「制作会社に丸投げしない」というCMSの大前提から考えると、こういう役割分担こそが、これからのwebの世界に求められるのではないでしょうか。
 
それでは、また。